2021-04-06
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
定型発達の子どもは、物事を少しずつ段階的にマスターしていくので、進歩の過程が手に取るようにわかります。
それに対して自閉症の子どもは、何度やってもできなかった動作が、あるとき急にできるようになったり、何度学習しても覚えられずにいた言葉が、急に全部覚えられるようになったりすることがあります。
叱られたつらい記憶で一日を終えると、子どもは意欲をなくします。
ほめられた楽しい記憶で終了できるよう、一工夫しましょう。
最後にほめて楽しい記憶を残す
できないことを叱りながら何度もやらせて、最後は親も子も疲れてしまい、「ああ、今日はもうダメね。やめたやめた⋯⋯」と働きかけを終わりにしてしまうことはありませんか?
これは子どもにとってはとても悲しいことです。叱られたつらい記憶だけが残り、次の日同じことをやらせようとしても、子どもはまた叱られるんじゃないかと萎縮して、やる気が起きなくなります。
最悪の場合は、親子の信頼関係を損ねてしまいかねません。
たとえそれまでに、できたことをほめていたとしても、最後に叱られたというマイナスの記憶のほうが強く残りやすいので、ほめられたというプラスの記憶を打ち消してしまうのです。
最後は必ずほめて終わりにし、子どもに楽しい記憶が残るように心がけましょう。
子どもを責める言葉で終わっていませんか?
子どもが何度も失敗するのは、教える側のやり方に問題がある場合がほとんどです。スモールステップになっていなかったり、プロンプトが不十分で何度も失敗させたり⋯⋯。
子どもを責める前に、自分の教え方に問題がないかどうか、冷静に振り返ることも必要です。
特にわが子に対しては、「こうあってほしい」と願う気持ちが強いため、思い通りにいかないと「なんでこんなこともできないの?」と必要以上に責めてしまいがちです。
ほかの子どもには寛容になれることでも、わが子には活火山のごとく怒りの感情がわき上がることはありませんか? そんなとき、親の表情からは笑顔が消え、ほめることを忘れています。
もし、あなたが子どもの立場だったらどうでしょうか?できないことで何度も怒られて一日が終わったとしたら⋯⋯。
自己肯定感は得られにくくなりますよね。
だからこそ成功体験で終わりにして、楽しい記憶が残るようにすることが大切です。
そのポジティブな気持ちが、新たなやる気につながります。
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