2021-05-06
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
3歳までの子どもにとって「自分は愛される大切な存在だ」と絶対的な安心感を得ることが、脳の発達に非常に重要だと言われています。
そのためには、親がわが子を愛しいと思い、その気持ちを言葉や行動で伝えることが必要です。
しかし頭ではわかっていても、呼びかけても反応がなかったり、問題行動に振り回されてばかりいると、「この子から離れたい」という感情が働き、無条件の愛情をかけられないこともあります。
私もそうでした。
そんなときおすすめしたいのが、体を使ったふれあい遊びです。
スキンシップや楽しい共有体験を通して、「人」に対する興味や、「いっしょに楽しみを分かち合いたい」という共感の心を育てることが狙いです。
続けるうちに子どもの反応がよくなり、親も笑顔を取り戻すことができるでしょう。
このふれあい遊びと並行して取り入れたいのが、目合わせ遊びです。
発達障害を抱える子どもは人と目を合わせることが苦手ですが、親のちょっとした働きかけによって、少しずつ目を合わせられるようになってきます。
スキンシップや目合わせが楽しくできるようになってきたら、共同注視力を養う指さし遊びもおすすめです。
共同注視力とは、同じものを見る力、つまり、ほかの人から指示されたものを見る力のこと。
発達障害の子どもはその力がとても弱いのです。
たとえば散歩中にお母さんが「あっ!」と言って何かを指さすと、定型発達の子どもは当然のようにそちらに目を向けます。
ところが発達障害の子どものなかには、まったく目を向けようとしない子が多くいます。
学習の基本はまねをすることです。
まねをするためには、まず指示されたものを見ることが必要ですが、共同注視力が弱いと、最初の一歩からつまずいてしまうのです。
共同注視力を養うことは、他人との関わりを築いていく上でもとても大切なステップです。指さし遊びを通して、この力を高めてください。
まねをする力(模倣力)は、歌と手遊びによっても高めることができます。この遊びには、言葉の発達を促す効果もあります。
これらの遊びを通して、親と子が楽しみながらコミュニケーションを深めていけば、いい関係は自然に生まれてくるでしょう。
子どもが3歳を過ぎていても、決して遅くはありません!
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