2021-06-17
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
感覚統合療法とは、人が動作するための「感覚」に焦点を当てた療育です。
人は、次の順番で動作します。
1)7つの感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有覚=骨と筋肉の位置と傾きに関する感覚、前庭核=回転や傾き、スピードについての感覚)を脳に送り
2)その感覚を脳で統合する(感覚統合)
3)統合した情報に基づいて筋肉を動かす
発達障がいの場合、1から3のいずれかでのつまずきがあり、そのため不器用だったり体がうまく使えなかったりします。
感覚統合療法では、感覚の入力や感覚の統合が、適切にできるような活動をします。
自然の中で体をダイナミックに使うと、木の表面や土の感触(触覚)、草の匂い(嗅覚)、チラチラ変わる木漏れ日(視覚)、風の音(聴覚)前庭覚、固有覚などの多様な感覚が総動員されます。
近くの公園でも結構です。
自然の中で、楽しいなと感じながら体を思い切り動かして遊ぶ経験は、感覚統合機能を高める上で有意義です。
発達障がいのある子は、足りない感覚刺激を求める行動をすることがあります(過去感覚探求)。
関節や筋肉からの刺激が弱く、その感覚を欲しがって、やたらにピョンピョン跳ねる等はその例です。
不足している感覚刺激を満たしてあげるために、トランポリンなどで関節や筋肉からの刺激をたくさん送ってあげます。
触覚や固有角の刺激を求める子は、きつめの服で体を圧迫気味にすると安心します。
こまったときは、いつでも気軽にお問い合わせください。
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