2021-03-25
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
あるお母さんからお聞きしました件をシェアいたします。
息子が3歳のとき、言葉が遅く、遊ぼうと話しかけても目を合わせず、反応がないことなどが気になり専門医を訪ねたところ、自閉症と診断されました。
診断を受けた当初、「ほかの子とは一生会話ができないのだろうか」と、私は絶望感でいっぱいになりました。
「たくさん話しかけてあげましょう」
「遊んであげましょう」とアドバイスを受けても、反応がほとんどない息子にどう接していいのか、途方に暮れていたのです。
やがて前を向いて進もうと思い直し、朝から晩までインターネットで情報収集をするようになり、ABA(応用行動分析)という一つの療育法にたどり着きました。
ABAの考え方を知ることで、子どもと関わる上でのヒントをたくさん得ることができました。
そして、日常生活の中で息子の言葉の能力を「ながら的」に楽しく伸ばす方法はないかと考え、生活のあらゆる機会を利用し、ABAを使った働きかけをすることにしたのです(これを機会利用ABA、機会利用型ABAなどと言います)。
その結果、息子の言語能力と社会性は飛躍的に伸びていきました。PARS(広汎性発達障害日本自閉症協会評定尺度)という、自閉症の度合いを測るテストでは、9点以上が「自閉症の疑いあり」とされていますが、3歳の頃の息子の点数は25点。
それが小学校に上がる前には5点になりました。
ABAと出会っていなかったら、ここまでの成長はなかったと思います。
実践してきた言葉かけの中で効果があったものを、悩んでいるお母さんたちに紹介すると予想外の反響があり、「好評だった言葉かけを、もっとたくさんの人に伝えたい!」と思うようになりました。
そして、言葉かけにとどまらず、親と子がともに笑顔になれる「行動のコツ」をまとめたのが本書です。
ABAの理論や専門用語を保護者の立場からできるだけわかりやすく説明するように心がけました。
ABAの理解や実践のための足がかりとなり、一人でも多くの悩めるお父さん、お母さんのお役に立てば幸いです。
子育てのこと気になる方は茨木市放課後等デイサービスかしのき教室に
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