2021-04-05
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
記憶や行動を定着させるためには、何度も繰り返すことが大切です。
楽しんで自然に反復学習ができるような工夫をしてあげましょう。
繰り返しには根気よく付き合おう
言葉を覚えさせる場合、定型発達(発達の段階がおおむね標準に沿っている)の子どもなら特別なことをしなくても自然に覚えていきますが、発達障害のなかでも自閉症の子どもの多くは、何十回となく繰り返さないと覚えられないことがしばしばです。
ですから、子どもの記憶や行動を定着させるには、繰り返し練習することが必要なのです。
記憶をより定着させるためには、一度学習したことを復習(再記憶)するまでの時間が短いほうが効果が上がります。
ドイツの心理学者エビングハウスの忘却曲線によると、100パーセントの記憶が、学習後1時間で41パーセント、24時間では26パーセントまで低下するという数値が出ています。
ハンディキャップをもつ子どもの場合はさらに低くなるでしょう。
つまり、記憶を定着させるには、できるだけ短い間隔で繰り返し覚えさせるのが効果的です。
楽しみながら無理なく反復学習できる工夫を!
たとえば、朝起きた直後に「あ」のカードを見せて教えたら、昼と夜、短時間でも繰り返し見せて、記憶を定着させましょう。
「あ」のカードを部屋ごとに貼っておき、子どもといっしょにカード巡りをするのはどうでしょう。これなら楽しく覚えられます。
また、一日に何度も開け閉めする冷蔵庫のドアやトイレの壁などに貼っておくのもいいですね。
これなら目につくたびに、無理なく楽しんで学習することができます。
親がコーチとなって、子どもが繰り返し覚えることをいやがらないように工夫しましょう。
繰り返しが必要なのは、言葉を覚えるときだけでなく、動作を定着させる場合も同じです。
一度できたことでもそれで満足せず、短期間のうちに何度も繰り返し、しっかり覚えられるようにしてください。
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