2021-06-05
こんにちは、茨木市の放課後等デイサービスかしのき教室です。
発達障がいのある子の症状は本当に一人一人違うので、同じ診断名でも適切な療法は一人一人全く異なります。
診断名で一括りにして「自閉症だったらこの療法」と考えるのではなく、その子自身を見て、その後の症状も見て、その子に最適な療育を行うことの重要さは、保護者の方にも理解しておいていただきたいことです。
世の中にあふれる「◯◯療法」や「◯◯アプローチ」といった情報を見て、子どもにその療法を熱心に試してみる保護者がいらっしゃいます。
しかし「この療法がいい」という判断が先にあって、それを子どもに当てはまることは望ましくありません。
先に子どもがいて、その後に何が必要かという観点で療法を選んでいかないと、かえって状況を悪化させるようなことが起きます。
療育の目標設定にあたっては、「運動能力」や「知的能力の向上」を目指すより、「どうしたら家族との暮らしがスムーズにいくか」「周囲との関係が、より良く生活できるか」という観点から考えることが大切です。
発達障がいのある子は、強烈なストレスの中で生きています。
感覚調整障がいで不快、特性のせいで物事が思うようにいかない、自分もイヤだし叱られる。
自尊心は傷つき、意欲が持てない。
これでは「自分らしさ」や「こう生きたい」という願いは生まれません。
だからまず、「生活がスムーズに穏やかになるようにサポートする」という姿勢が大事です。
何をどうするにしても、それが出発点ですので忘れないようにしてください。
いつでも気軽にお問い合わせください。
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