2021-09-14
9/12日行われた「福祉と教育」。
講演会の講師、カマキリ博士こと渡部宏先生のお話はたくさんの金言にあふれていました。この記事をご覧の皆様にも共有したい言葉をピックアップして掲載させていただきます。
「生きることは生存競争である。だから、テスト以外の作品や発表に順位をつけないのは反対です」
ゆとり教育の中では、発表や作品に順位をつけると差別につながるとして順位をつけなくなってきている。だがしかし、それでは評価されない才能が出てきてしまう。差別を生まないことは大切であるのは間違いないが、そこを気にして子どもたちの個性を見落としてしまうのはもったいないですよね。
「子どもたちの個性は宝石の原石」
子どもたちの行動の中には大人たちが理解しづらいものもたくさんありますよね。でも、一つの環境ではやってはいけないとされる行動でも、違う環境であればオンリーワンの能力かもしれません。狭い視野や常識にとらわれず、子どもたちの個性を大切にしていきたいものです。
「一番にしてあげなきゃいけないことなんてない、全部してあげるべき」
ついつい、子どもたちの未来を考えると「今何をしてあげるのが一番いいのか」と考えてしまいがちですよね。渡部宏先生はこの問いに対して「大人にかできないことがある」と述べています。子どもたちの興味のあるものに合わせて環境を整える事、色々な経験や体験ができるよう、沢山の場所や人に出会わせること、そういったことが大切だと言います。そのうえで「一番なんてない。命を懸けてすべてに向き合うことが大切だと思う」と述べています。かしのきでも通ってくる子どもたちに出来ることは全力でする姿勢はもちつづけたいなと思いました。
渡部宏先生は小学校3年生の頃に自分の夢を決め、あきらめずに貫いてきた方です。そんな方ならではの熱意のこもった素晴らしいお話しでした。次回10月にも講演会を予定しておりますので、お楽しみにお待ちください。
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